目隠しフェンスには、さまざまな種類がありますが、見た目がナチュラルな「ラティス」に興味を持っている人も多いかもしれません。そこで今回は、ラティスを目隠しフェンスに使うメリットなどの特徴や、費用について紹介します。
そもそも「ラティス」とは、木材などを格子状に組んだ柵のことで、ガーデニングや目隠しフェンスによく使われています。一般的には、格子を斜めに組んだものをイメージすることが多いですが、縦横に組んだタイプやルーバータイプのもの(羽板を平行に並べたもの)もあると言えるでしょう。
ラティスを目隠しフェンスに使うメリットとしては、まず「外からの視線をほどよく遮ることができる」ということが挙げられます。ラティスというのは隙間が多いので、視線を遮る効果はやや薄いと言えますが、より自然な形での目隠しになると言えます。アルミ製や木製といった一般的な目隠しフェンスは、隙間が少ないため、目隠しの効果は高いでしょう。しかし隙間が少ないと、日光を遮ったり風通しが悪くなったりしますし、場合によっては圧迫感を受けてしまうこともあるのです。その点、ラティスの場合は、日光や風をあまり遮ることがありませんし、存在が邪魔にならないフェンスだと言えます。その他のメリットとしては、「ナチュラルな雰囲気を楽しめる」ということが挙げられます。特に天然木を使ったラティスなら、お庭のガーデニングとの相性もバッチリですし、お庭全体をナチュラルな雰囲気にすることができるでしょう。
ラティスの費用は、天然木の場合だと本体が1枚5,000円程度で、支柱になるラティスポストが1本2,500円程度、固定金具が1個1,000円~2,000円程度になります。業者に設置を依頼する場合は、これに工事費(1枚あたり1万円~2万円程度)がかかってきます。しかしラティスの設置は、ホームセンターなどで資材を購入してDIYでやることもできますし、その場合は基本的に材料費だけで済ませることが可能です。